人のために時間とお金を使うということ
最後の親睦会 ホンダ夫妻いよいよ帰国
最後の親睦会 本当にこれが最後
今回のホンダ夫妻の本帰国で、お世話になって来た私たち友人が
かなりの量の荷物の処分に関わり、結果、頂いたものがたくさんあった。
アメリカを引き払うのだから、処分するものがあるのは当然だが、
その処分の仕方が、本当にご夫妻の人柄を表していると感じた。
私は家が狭いという理由で、大きなものは遠慮したのだが、
キッチン用品などは引き取ると言ったのに、
「使い込んだものをお渡しするのは気が進まない。」
と言って、私とN代、K子の3人のためにわざわざ新品を買って渡してくれたり、
本帰国を楽しみにしている人に余計なことを言って嫌がられた話⑥
最後まで使う炊飯器と掃除機を予約していた私には、
炊飯器の中釡や、掃除機のフィルターとバッテリーをエクストラでオーダーして付けてくれ
たりした。
私だけでなく、家具やオフィス機器をいただいたN代には、プリンターのインクを追加でオ
ーダーして渡したりもしていた。
処分するということは、そのまま渡すものだと思っていたので、
必ず何かを追加して渡すという心遣いに、御夫妻の懐の広さを感じた。
決して恩着せがましくもないし、まして「くれてやる」みたいな横柄さもなく、
ごく自然に「人のために時間とお金を使う」ことを実践している。
単にお金や物に関してだけではなく、関わった人の面倒はとことん見る。
これは誰にでもできることではない。
シングルマザーのN代の家の、手の届かない階段上部の電気の取り換えとか、
キッチンの換気扇のフィルターの取り換えとか、マメにやってあげたりしていた。
「ホンダふじーん、お宅のご主人、よその女にも優しいんですけど良いんですの?」
「イイの、イイの。私の友達だから。」
また、共通の友人Tがご主人を亡くした後、手術が必要な病気をしたときは、
退院後、1週間以上自宅にTを泊まらせて面倒を見たこともある。
このように、お二人がこれまで沢山の人たちの世話をして来たのを間近で見て来て、
私も多くのことを学ばせていただいた。
アメリカ生活にピリオドを打ち、帰国するお二人に最後まで関わることができ、
そして見送ることができたことに感謝したい。
どうぞお元気で、そして、是非またお会いしましょう。
旅行会社のS氏は、今からホンダ家行きツアーを計画しているそうだ。
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