子供たちのつぶやき③
子どもたちと接する仕事をしています。
話していると、おもしろい発言が飛び出します。
ふっとつぶやいた言葉に、思わず微笑んでしまう、そんなつぶやきを、忘れないうちに書き留めようと思います。
*****************
T君は、3人きょうだいの1番上 (以下、T=T君、 K=kurashi)
T「ぼくは、つらいんだ。
ぼくは、好きで一番お兄ちゃんに生まれたわけじゃないんだ。
でも、いつも、お兄ちゃんだからって、我慢させられる。」
K「ママには、その気持ち言ったの?」
T「うん。ママは、自分もきょうだいの一番上だから、ぼくの気持ちわかるって
言った。でも、弟が泣いたら、やっぱりぼくの方が叱られる。」
K「そっか。でもね、弟が産まれるまでは、T君はパパとママのたった一人の赤ちゃんで、ものすごく大事に大事にしてくれてたんだよ。今はまだ弟が小さいから、パパとママは、T君を頼りにしてるんだと思うよ。そして、もう少し大きくなったら、お兄ちゃんは、絶対的な存在になって、家族のみんなが君の事頼りにして、お兄ちゃんはすごいなあって、弟からも尊敬されるようになるよ。」
T「それって、あとどのくらい?」
K「あと、2年くらいかな。」
T「そ、そんなに長いの!?」