女同士の揉め事勃発　その後 - いつの間にか長くなったLA暮らし

息をするのも憚られるほど緊張しながら退勤時間を迎え、やっと帰宅し、

やれやれと思ったあたりから、

ピコーン、ピコーンと、携帯のグループテキストが鳴り始めた。

事情が分からないスタッフたちから、

「急にキャンセルだなんて、どうしたの、何があったの。」

の質問の嵐。

そうだよね。

日にちの思い違いと説明したマネージャーに、皆から

「大丈夫？あまり気にしないでね。」

と、次々にテキストが入る。

みんな分かっているのよ。オーナーが一度ヘソを曲げると扱いが難しいってこと。

㋮「仕方ないわ。彼女がボスなんだから。」

まあねえ。

㋮「みんな、お祝いしたい人は個人的にして下さい。」

とのこと。

どうしようか。

翌日、M子さんとマキさんに相談したら、

Ⓜ「さっきミーティングの時に、『私は誰にも祝ってなんかほしくない！！』って
　　言ってたわよ。」

とのこと。引きずってるよ。

そんなに怒ることかなあ。

どこに地雷があるかわからない。

そのうち機嫌が直ってケロッとするだろうから、

刺激しないよう、息を潜めてやり過ごそう。