韓ドラ名わき役 男優編
母親役の女優さんと同じく、父親役の男優さんも、あちこちでお父さんをしている。
韓ドラあるあるだが、主演の美女とイケメンだけの恋愛ドラマというのほとんどなく、ストーリー展開の中には、必ずと言って良いほど親(または親代わり)が登場する。
イ・ギョンヨンさん
イケオジ、ちょい悪オヤジといった渋めの不良がかった雰囲気を持ち、劇中の重鎮として活躍する俳優のイ・ギョンヨンさん。
グループ会社のトップ、裏で権力を握る影の実力者、ドラマのラスボスなど、あらゆるタイプの”悪役”を演じ、老若男女から多くの人気を得ている。
ソン・ドンイルさん
初恋や青春模様、そして家族愛を描いたドラマ『応答せよ』シリーズで、父親役を専担した俳優ソン・ドンイルさん。シリーズ3作を通じて披露した子どもに寄り添う姿から、「国民的お父さん」と呼ばれるようになった。
ドンイルさんの出演するドラマにははずれがないと言われていて、厳しい中にも優しさのある、若者の理解者の立ち位置で、若い人たちにも人気のある、味のある俳優さんだ。
チェ・ムソンさん
パッと見怖そうだが、実は心優しい、寡黙な役の多いムソンさん。そのイメージ通り、「顔は野獣、心は天使」の異名を持つ。映画は30代、ドラマは40代から出演し始めたそうで、遅咲きと言えるが、だからこそ、彼にしか演じることのできない人間味あふれる役柄がピッタリだと思う。
彼の出演作、「刑務所のルールブック」の中で、
「俺は若い頃パク・ボゴムに似ていると言われた。」
というくだりがあるのだが、それは、彼のお茶目さもあるが、同じ制作陣の作品「応答せよ1988」でポゴム君の父親役を演じていた縁もあってのジョークだ。
韓ドラを観ていると、そういう類のジョークがチョコチョコ見られることがあり、それも楽しみの一つだ。