いつの間にか長くなったLA暮らし

ロサンゼルス(LA)に住み始めて、いつの間にか40年以上が過ぎました。仕事と趣味を楽しみながら、忘備録としてつらつら書いています。

言いたくないこともある



同僚のマキさん(仮名)には、学齢期のお子さんがいらっしゃる。




その関係で、時々仕事を抜けたり休んだりすることがある。先輩ママ(私の事ね)は、物分かりが良いので、快く留守を預かる。自分も通ってきた道だからね。




オーナーも、子供を育て上げたママだ。



彼女は、子供の頃に韓国から渡米した韓国人女性。50年もアメリカに住んで、アメリカの教育を受けてきた人だ。



さぞアメリカナイズされているかと思いきや、意外と古風な考えをするところがある。



ある日、マキさんが早退した後、私のデスクへ来て、





「ねえ、ねえ。マキさん、どうしたの?」



「ご家族の用事だそうですよ。」



「家族の誰?息子さん?娘さん?どんな用事?」




「特に言ってませんでした。」




「なぜ聞かないの!?」




「言いたくないのかと思って。」




「あなたね、長くアメリカに住んでいる割には、そういう所が日本人よ。
 韓国人は、全部知っていないと気が済まないの。」




そういうあなたは、私より長くアメリカに住んでますよねえ。



芯はブレない

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