いつの間にか長くなったLA暮らし

ロサンゼルス(LA)に住み始めて、いつの間にか40年以上が過ぎました。仕事と趣味を楽しみながら、忘備録としてつらつら書いています。

シニアが集まると始まるマウントの取り合い ②



              




次にするのが、65歳からもらえるメディケアの話。



アメリカの医療費の高さは色々な所で話題となっているので、既に知っている人も多いと思う。




個人で保険に入ろうと思っても、あまりにも掛け金が高いため、入っていない人も多い。
そういう人たちは、体調が悪くても、医療費の高さにしり込みをして、なかなか医者にかかろうとしない。





それが、65歳を過ぎてメディケアを受けるようになると、医療費が無料(もしくは無料に近く)になるので、少し異常を感じたら、すぐにドクターにかかるようになる。





W氏もその一人で、ある朝起きたら、半身が脱力し、ろれつが回らない。1-2分の事だったが、タダだし、緊急外来に行ってみよう、くらいの気持ちで行ったら、脳梗塞で即入院。次の日に手術。手術と言っても、股間から頸動脈へカテーテルを入れ、ステントを残し、詰まっていた血管を広げるというもの。






でも、






「メディケアがなかったら行ってなかったよ。」





なんて、怖いことを言う。




後遺症もなく、むしろ血流が良くなって、ボケも改善したよなんて、のんきなことを言っているが、本心は心配だったことだろう。




今はお元気になられて、自身が主催している登山サークルで、多くの会員の信頼を受けて活躍されている。






このように、メディケアは、本当にありがたい。




その有難いメディケアを、特典としてどのくらい享受しているかに話の花が咲く。

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