いつの間にか長くなったLA暮らし

ロサンゼルス(LA)に住み始めて、いつの間にか40年以上が過ぎました。仕事と趣味を楽しみながら、忘備録としてつらつら書いています。

メディケアでフィジカルセラピーのお世話になった話




65歳になると、メディケア加入が可能になる。掛け金は2022年の時点で、毎月$170。それまでは保険を持っていなかった人たちも、安心して医療を受けることができる、大変ありがたいシステムだ。




私も、腕が上がらなくてあまりにも辛いので、ドクターの紹介で、フィジカルセラピーにかかることにした。




広い、運動場のような場所に、医療ベッドや各種の運動器具などが整然と並べてあり、患者は、「無料だから」と通ってくる高齢者が大半。





迎えてくれるのは、まあ、若くて素敵なお兄さん、お姉さん。失礼、若くて素敵なセラピストの先生たち。





皆さん、それは親切で、私の担当になったのは、息子くらいの年齢のお兄さん。名前はジェフ君。医療ベッドから起き上がる時なんか、手を取って起こしてくれる。





あら素敵。また来ようかしら。







タダだし。





良く母が、毎日のように病院へ行き、具合が悪くて何日か家に居たら、


「あー早く元気になって病院へ行きたい。」


と言っていたのを思い出す。





友人のN子も良く言うのだが、自分のことを心配して面倒を見てくれているような気になってくるので、医者通いが好きというのは当たっていると思う。





妻だったり、母だったりする女性は、人から面倒を見てもらう経験があまりないので、





「大丈夫?」





なんて言われて手なんか取ってもらって、





「今度来る時は僕を指名してね。」







と、名刺を渡されたら、それはもう、行っちゃうわ。






「あら、ここはどこですの?」






彼らは、歩合制で働いているそうなので、腕が良いというのはもちろんだが、親身になって施術をし、私のような動機が不純な客 患者を多く担当すれば収入につながるのだろう。





幸い、私の腕は、ジェフ君に勧められたストレッチを続けたお陰で少しずつ良くなって、また行くことはなったが、




ハンサムで優秀なジェフ君が、その後も多くの  患者を担当し、独立できるような立派なセラピストになってくれると良いなと思っている。

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