いつの間にか長くなったLA暮らし

ロサンゼルス(LA)に住み始めて、いつの間にか40年以上が過ぎました。仕事と趣味を楽しみながら、忘備録としてつらつら書いています。

気軽に呼ばれても困る



LAは気候が良いこともあると思うが、ご長寿様が多い。


ただ、土地が広いので、


家族と言ってもそう頻繁に行き来するほど近くに住んでいるわけでもない。


そんな家族が一番困るのが、高齢なご両親からの呼び出しだそうだ。


それが、転んだとか、倒れたとかだったら飛んで行くが、


大体が、


「テレビが急に映らなくなった。」


とか、


「テレビの音が出なくなった。」


みたいな用事が多いという。


今時のテレビは機能が良くなっていて、


使いこなしている人にとっては何てことないだろうが、


新しいメカに弱い高齢者にとっては、


間違ってどこかを押してしまって画面が変わってしまい、


戻し方が分からなくなったりなんて言うのはアルアルだ。



その度に電話が来て、説明しても無事解決したためしがない。


2時間運転して親の家へ行き、テレビを元の状態に戻して、


また2時間かけて帰る、なんてことがよくある。



テレビを観るのが一番の楽しみな高齢者には耳が痛い話だろうが、


子供たちに迷惑を掛けないようにというのは、


案外こんな小さなところから始まるのかもしれない。



気を付けよう。

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