いつの間にか長くなったLA暮らし

ロサンゼルス(LA)に住み始めて、いつの間にか40年以上が過ぎました。仕事と趣味を楽しみながら、忘備録としてつらつら書いています。

オットが気の毒なくらいに反省した日

うちのオットは基本真面目で優しい人だ。


ただ、あまり妻からヤイヤイ言われたくない。


それがわかっているので、私もあまり言わないようにしている。





先日、息子からこの手の携帯充電器を貰った。


ワイアレスだし、手軽で良いと思うが、これは携帯ケースを付けたままだと使えない。


なので、せっかくだけど私はパスさせてもらった。


オットは、せっかく息子がくれたものだから、使わなければ悪いと思ったらしく、


それまで使っていた、お財布型の携帯ケースを外して充電するようになった。


                                 


                                   
うちのコンドはゲートコミュニティーで、


ゲートは写真のようなカードキーで出入りするようになっている。


それまで携帯ケースに入れていたのを、充電するためにケースを外してしまったため、


このカードだけを別にして持ち歩くようになった。


なら、お財布に入れればいいのにと思って聞いてみた。



以前マゴイチ君から


「おじいちゃんお腹出てるね。」


言われたのが余程ショックだったらしく、


それから毎日夕方歩きに行くようになったのだが、その時にお財布は邪魔なのだそうだ。


      
プールはじめ オットが孫の言葉に奮起 - いつの間にか長くなったLA暮らし


危なっかしいなあ。


絶対にいつか失くすぞ。



と思っていたら案の定。


先日、真っ青な顔で戻ってきた。


「カードキー落とした。」



ほらね。



と思ったけど口には出さず、



「じゃあ、今歩いてきた道を、忠実にもう一度歩いてくれば、多分見つかると思うから行ってきたら。」


と言って送り出した。


30分後、


「やっぱりなかった。」


それなら仕方ない。


次の日、失くした鍵は紛失扱いにしてもらい、新しく発行してもらった。


再発行費用50ドル。


その新しい鍵を持ってまた歩きに行った夫が、神妙な顔で戻ってきた。


「見つかった。」


と言う。



「昨日歩きに行った時、ちょっとわき道に逸れて、間違ったと思って戻った所があるんだよ。探しに行った時、まさかこんな所に落とすわけがないと思って、そこへは行かなかったんだけど、さっき行ってみたら、そこに落ちてた。」



マサカコンナトコロニオトスワケガナイ



その根拠はどこに?


ワタクシ、忠実にもう一度歩いてくれば と言いましたけど。忠実に歩かなかったのね。




「そんなこともあるよ。」


と慰めたけど、


まず、鍵を失くした時点でものすごい落ち込み様だった。


次に、きちんと探さなかったことにものすごい反省振りだった。


見つかった鍵はすでに紛失扱いにしてもらっているからもう使えない。


結果、余計な出費までさせてしまったと、更に反省。


なんか、笑っちゃう。



だって、見つかったこと、黙っていれば分からないのに。




で、その後オットはどうしたかというと、


結局元のお財布型のケースに戻しました。


妻には言われたくないから、自分で失敗しないと学ばない。


うちのオット、現在71歳。まだまだ伸びしろアリ。



長々とお付き合いありがとうございました。

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