いつの間にか長くなったLA暮らし

ロサンゼルス(LA)に住み始めて、いつの間にか40年以上が過ぎました。仕事と趣味を楽しみながら、忘備録としてつらつら書いています。

読後感「ナミヤ雑貨店の奇蹟」「あと少し、もう少し」


東野圭吾さんはミステリー専門と思ったけど、こういうのも書くのね。


ファンタジーっぽくてとても読みやすく、一気に読んだ。


一つ一つのお話が最後には繋がって、きちんと伏線回収ができる所はさすがだ。


映画にもなったそうなので、観てみた。


よく、映画が先か原作を読むのが先かと言われるが、私は原作を先に読むのが好きだ。


でも、この映画に関しては原作を後で読んでも同じ感想を持ったと思うくらいに良かった。





これは、中学1年の国語の教科書に載っている話だ。



陸上部の名物顧問が異動となり、代わりにやってきたのは頼りない美術教師。部長の桝井は、中学最後の駅伝大会に向けてメンバーを募り練習をはじめるが…。元いじめられっ子の設楽、不良の大田、頼みを断れないジロー、プライドの高い渡部、後輩の俊介。寄せ集めの6人は県大会出場を目指して、襷をつなぐ。あと少し、もう少し、みんなと走りたい。涙が止まらない、傑作青春小説。
Websiteより



中学校の駅伝のチームのお話。


1区から6区を走るそれぞれの生徒の目線で、


チーム結成から駅伝当日までの数ヶ月間が語られる。


語り手が変わると、同じ言葉や出来事が別の意味になったり、


本当はこんなふうに思っていたのかと思わされたりと、読んでいて胸が熱くなる。




同じ作者の「君が夏を走らせる」と「その扉をたたく音」では、


成長した彼らが出て来るそうなので、機会があったら是非読んでみたい。

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