クレーマーは実は優秀な弁護士だった かもしれない
毎年夏は日本へ行く人が多くて、現場が極端な人手不足になる。
今年は特にコロナ明けで、日本入国の際の規制がなくなったせいもあり、
皆さん久し振りだからか、滞在日数を増やしたりもする。
同業の会社も同じ状態なようで、顧客はあちこちの会社に問い合わせ、
何とか穴を埋める。
そんなこんなで入ってきた仕事。
1回きりの仕事だ。
それに対しての顧客からのクレームがすごかった。
聞いてみる限り、そんなに言われるような事ではない。
それを、天地がひっくり返るんじゃないかと思うくらいのクレームの内容にドン引きした。
一応、担当したスタッフからも話を聞いて、順を追って説明したつもりだったが、
それも気に入らなかったようで、夜11時くらい、もうベッドに入って寝始めたころだ。
怒髪衝天の勢いってこういうことを言うのかと思うくらいの内容のメールが来た。
いつもなら、そんなに怒りのメールなんかが来たら、ドキドキして眠れないのに、
あまりにもバカバカしくて、ポイっと携帯放って寝た。
次の日、オーナーに、
「こんなん来ましたけど。」
と見せたら、
「こういうクレーマーはまともに相手するもんじゃないわ。
お金はいらないから、これ以上関わらない方が良いわ。
ブラックリストに載せといてね。」
とのこと。らじゃー。
謝れと言っているから、謝りましたよ。丁重に。
「この度は、弊社のサービスがご期待に沿えなかったこと、大変申し訳ございませんでした。お支払いは結構です。ご利用ありがとうございました。」
その後、オーナーやマキさんと話した。
「あの人、きっと弁護士よ。」
「もしかしたら、ものすごいやり手の弁護士かもね。」
「そう、そう。O.Jシンプソンを無罪にしたみたいな、黒でも絶対白にする、
凄い人かも知れないわ。」
と、勝手に決めつけた。
そんなすごい人が、こんな弱小の会社なんかを相手にするわけない。
それにしても、言ったが勝ちってこと? こんなことして楽しいのかなあ。
どうせ日本語が読めないし、アメリカの片隅でひっそりとやってるこんなBBAの
ブログなんか読むわけないから、実名バラしてやろう。
クリス、あんたの事よ。
少人数でやっと回している弱小企業をいじめないでほしい。