いつの間にか長くなったLA暮らし

ロサンゼルス(LA)に住み始めて、いつの間にか40年以上が過ぎました。仕事と趣味を楽しみながら、忘備録としてつらつら書いています。

韓ドラ「5月の青春」


Youth of May (2021) Official Trailer | K-Drama Trailer | 오월의 청춘 | Lee Do Hyun, Go Min Si


前から気になっていたドラマで、面白そうと思っていたが、


なぜか時代劇の部門に入っているのが不思議だった。



時代背景は1980年。


韓国では有名な光州事件を背景にしている。



1980年5月18日
光州市でクーデターに抗議する学生デモと戒厳軍の衝突から自然発生的にはじまった抗争が次第にエスカレート。激しくなる鎮圧活動に対し、市民はバスやタクシーを倒してバリケードを築き、角材や鉄パイプ、火炎瓶などで応戦した。
最終的に軍が市民への一斉射撃が始まると、市民は武器庫を奪取して武装市民と軍との間で銃撃戦に発展し多数の死者がでた。


参考:光州事件 - Wikipedia



2017年韓国No.1大ヒット!『タクシー運転手 ~約束は海を越えて~』 本予告



光州民主化運動を題材にした映画「タクシー運転手 約束は海を越えて」で、ある程度知



ってはいたが、わずか40数年前にこんな事件が起きていたのかと思うと、



本当に心が痛くなる。



この激動の渦の中で、必死に生き、駆け抜けようとする若者たち。


そこで運命的に出会い、愛するようになるイドヒョン君とコミンシさんの


レトロヒューマンラブストーリーだ。



イドヒョン君は、最近「良くも、悪くも、だって母親」で好演して、


あのドラマでは検事役だったのが、今度は医大生役。


もう、エリート役がぴったり。カッコ良いったらない。


80年代のファッションを着こなす姿も、きゃー素敵。



韓国ドラマは大体ハッピーエンドのものが多いが、このドラマはハッピーエンドではない。


「実際にあった歴史」を背景にしているため、


関わった人たちの思い、若者たちの想い、


激動下で愛し合い、支え合い信じあう二人、



そして



この時代の「生きる」という事への重みを伝えるためには、


この終わり方が良かったのだと思わされる。




少々重いテーマだが、主流にある二人の純粋な恋愛は最後までブレることなく、


熱いものが視聴者側にずっしり伝わってくる素敵な作品だった。

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