記念日は何もかも一緒くただった 消えない負い目
うちは、私と夫の誕生日が近い。
結婚記念日も近い。時期的に、父の日と母の日の辺りだ。
子供たちが気を使ってくれてお祝いしてくれるんだけど、
何度も気持ちも時間もお金も使わせるのが申し訳ないので、
全部合わせて1回で良いよと言っている。
それでも律儀に、父の日、母の日、誕生日と祝ってくれる。
ありがとね。(ロウソクがなぜ5本なのか分からないけど)
思えば、うちは長男と次男の誕生日が近い。
時期的に、クリスマスとお正月の辺りだ。
育児中は生活に追われて、なかなか別々に祝ってあげることが出来なかった。
ごめんね。
お母さんは、あなたたちの誕生日もクリスマスもお正月も、
まとめてしかやってあげられなかったのに、今大人になったあなたたちは、
ちゃんと別々にお祝いしてくれるのね。
その度に、嬉しい気持ちよりも、
ちゃんとしてあげられなかった自分のことが情けなくて申し訳なくて、
自分を責めたくなってしまう。
何年経ってもこの負い目は消えることがないんだろうなあ。
そう思って今年も誕生日を迎えた。
68歳になった。