いつの間にか長くなったLA暮らし

ロサンゼルス(LA)に住み始めて、いつの間にか40年以上が過ぎました。仕事と趣味を楽しみながら、忘備録としてつらつら書いています。

Netflixで観る「Move To Heaven:私は遺品整理士です」


                



父親と共に遺品整理業者「ムーヴ・トゥ・ヘヴン」を営んでいるハン・グル(タンジュンサン)は、アスペルガー症候群という発達障害を抱えている。


独自のこだわりが強く、社会性やコミュニケーション能力にも欠けるグルだが、抜群の記憶力と知能の高さを備えている。


しかし、ある日突然ジョンウが亡くなってしまい、父の遺言により叔父サング(イジェフン)と一緒に暮らすことになる。
サングは刑務所を出所したばかりのチンピラで、しかもジョンウのことを毛嫌いしている様子。


とはいえ、サングがグルの正式な後継人となるには3ヶ月間遺品整理士として働く必要があり、グルの友人ナム(ホンスンヒ)の協力も得て故人の最後の引っ越しを手助けする仕事をすることになる。


最初は、障がいのある甥を押し付けられたと、嫌嫌ながら一緒に働いていたサングだったが、グルのひたむきな純粋さに触れ、だんだん心を溶かしていく。


孤独死した老人やストーカーによる殺人事件現場、LGBT、心中した身寄りのない老夫婦など、理不尽だったり、寂しかったり、悲しかったりと、色々な事情で旅立った人たちの遺品に残されたメッセージをなんとかして伝えようとする姿や、それによって本当の愛や真実に気付く姿などは感動的で、涙なくは観られない。


1話が1時間弱で10話までなので、割とサクッと観られる割には、心に深く残る素晴らしい作品だと思う。




ちなみに、主人公のタンジュンサンくんは、「愛の不時着」で仲良し北朝鮮兵士グループの若手、可愛い素朴なウンドン役を演じたことでもお馴染み。



「ラケット少年団」では負けん気の強い運動神経抜群な少年の役を器用にこなしている、現在17歳のまだ高校生。とはいえ、芸歴は10年という実力派だ。


韓ドラあるあるの、超イケメンの部類ではないが、人を引き付ける魅力のある少年だ。本当に実力のある俳優として、これからの活躍を楽しみにしている。

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