いつの間にか長くなったLA暮らし

ロサンゼルス(LA)に住み始めて、いつの間にか40年以上が過ぎました。仕事と趣味を楽しみながら、忘備録としてつらつら書いています。

年を取ると不自由になることとお金がかること

寄る年波には勝てず、だんだんと不自由になってくること。


人によって順番はそれぞれだろうけど、


1.目
2.歯
3.耳


があると思う。


1.の目は、まず老眼になってくる。


  私の場合は、50代にレーシックで矯正をしている。


  その後老眼が進み、メガネをかけたり外したりするのが面倒で、かけっ放しでいる。


  レーシックにはまあまあお金がかかったが、その分快適な時期があったので良しとす 
  る。


  メガネに関しては、保険も効くし、そんなに高価なものは買わないので、


  大した出費ではない。


  ただ、白内障が進んできて手術になると、かなりの金額らしい。



2.の歯に関しては、これも人それぞれ。


  亡くなった義姉は、80歳を過ぎるまですべて自分の歯だと言っていた。


  私は割と歯が弱いようで、歯医者を儲けさせている。


  スタッフさんの中には、安く済むからと言って入れ歯にしている人もいるが、


  その勇気がなく、時間とお金をかけてインプラントをしている。


  インプラントって何年持つか知らないけど、今治療している分がだめになったら諦めて  
  入れ歯にしようかと思っている。



3.の耳。これは辛いと思う。


  知り合いのW氏は今75歳で現役で働いているが、一番不自由しているのが耳だという。


  今の補聴器は見た目もコンパクトで、性能も良いのではと思うが、


  ちょくちょく不具合が起きて、その度に調整してもらいに行くが、


  あまり効果はないと言う。


  まだまだお元気なのに、耳が聞こえないと仕事に支障をきたす。


  「そろそろ引退かなあ。」


  なんて気の弱いことを言っている。



  今は両親の介護で日本にいる友人のN代のお母さんが、


  鼓膜のインプラントをしたと言っていた。


  随分高額なので、N代も含めたお子さん達が反対したが、


  聞こえないのがストレスだからと、家族の反対を押し切って手術を受けたが、


  結局あまり効果がなかったらしい。





こう考えると、目、歯、耳は、それぞれお金がかかる。


自分では気を付けようがない。


W氏いわく、


「でもね、家で読書なんかしていると、静かで案外いいもんだよ。」


だそうだ。




結局、不自由なりに現実を受け止めて、


自分なりにどこかで折り合いをつけるという事ね。

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