Netflixで観る「スカイキャッスル」
韓国の教育熱の高さは世界的にも知られている。その理由として、就職の難しさがある。
良い会社に入るために、高収入の専門職に就くために、子供たちは小さなうちから勉強だけでなく、ピアノや美術、テコンドーなどの習いごとも始めるそうだ。そのために、韓国人のオモニ(母親)たちは自分を犠牲にしてでも、自分の子供のために大奔走をする。
日本のニュースでも取り上げられる韓国の大学入試、スヌン。
高校受験のない韓国では、まさにこの日が一世一代の勝負。そのために韓国社会全体が受験生のために協力を惜しまない。
遅刻しそうな生徒がいた場合、白バイやパトカーが出動し受験会場まで送ってくれたり、英語のリスニング試験が行われる時間帯にはクラクション禁止、飛行機の離陸時間を調整などが当たり前に行われる。
そんな韓国社会を縮図にしたようなドラマ、スカイキャッスル。
超金持ちが住むスカイキャッスルというコミュニティー。スカイは、空を表す英語だが、同時に
韓国の3大名門大学
• S…ソウル大学
• K…高麗大学(コリョ大学)
• Y…延世大学(ヨンせ大学)
の頭文字をとってSKY(スカイ)と呼ぶ。
韓国の大学進学をする人にとっては誰もが憧れるSKYだが、このドラマ、スカイキャッスルの住人が目指すのはただひとつ、ソウル大医学部。
息子、娘たちをソウル大医学部に入学させるために母親たちがあの手この手を使って奮闘する。
子供を持つ親なら共感する部分もあるし、実際にこういう社会の中にいると、洗脳されてしまうのかもしれない。オモニたちに振り回される子供たちも、大変だなぁと思わされる。