陪審員に選ばれた③ 修了
毎日夕方7時になったら裁判所のサイトへ行って、
次の日に呼ばれるかどうかのチェックをした。
1日目
2日目
3日目
4日目
と、呼ばれることなく過ぎ、いよいよ最後の日。
「終了しました」
と出た。ほー。行かなくて済んだ。
実際に呼ばれた長男に聞いてみたら、呼ばれた=裁判に出席というわけではなく、
まず、その人が公正な判断ができるかどうかの適性を見るために、
家族構成や仕事、法律に関わる親戚の有無など、
簡単なバックグラウンドに関する質問をしていくそうだ。
その答えによって、弁護士と検事、そして裁判官が、
不適切だと思う陪審員を外して行く。
例えば、児童虐待のケースで、この人は被害者である子どもに感情移入してしまい、
公正な判断がができなさそうだとか、
この人は人種差別的な発言をしたので陪審員としての適性を満たさないとか
が理由に挙げられる。
実際に呼ばれるのは200人くらいで、最終的に陪審員になるのは12人。
かなりの狭き門だ。
息子もここで外されたそうだ。
なので、今回のように呼び出し状が来たからと言って、
私のように、呼ばれる対象にさえならない人の方が多いんじゃないかと思う。
そうは思っても、絶対に呼ばれないという保証はない。
プレッシャーは大きい。