いつの間にか長くなったLA暮らし

ロサンゼルス(LA)に住み始めて、いつの間にか40年以上が過ぎました。仕事と趣味を楽しみながら、忘備録としてつらつら書いています。

日本の心をアメリカ産まれの子供に理解させるのは難しい


箱根駅伝好きで気が合った私とマキさん。


「駅伝にかける思い」、「タスキにかける思い」は、


日本人にしか理解できないかもねえとひとしきり盛り上がった。


「そうなんです!」


と、マキさん。


高校生の息子さんはアメリカ産まれだ。


「ただ走っているのを見て何がおもしろい。」


と言うから、


これは日本の伝統で、100年も続いている。


この日のためにみんな必死で頑張ってきた。


等々説明するが、今一伝わらない。



「へえ。スーパーボールみたいなもの?」
「ハーフタイムにパーティーとかあるの?」



とか、


なんか訳の分からないことを言う。



そうよねえ。


わからないよね。




そう言えば、うちの子たち、


日本語で育てたので、言葉で不自由はないんだけど、


時々、ちょっとしたニュアンスが伝わらないことがあったなあと思い出した。


「このうどん、コシがある。」
「このスープ、コクがある。」


と聞いて、


「コシがあるって、固いってことでしょ?」
「コクがあるって、美味しいってことでしょ?」



そ、


そうだけど、ちょっと違う気が…。


うまく説明できない。


日本の心をアメリカ産まれの子供に理解させるのは難しいと感じた。



       

駅伝とうどんを一緒にするな

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