アメリカ生まれですか?
新しく現場に入ってきたキムさんは、3人のお子さんを持つ働くママだ。お子さんは、高校生と、中学生が二人。学校や習い事の送り迎えに、あともう少し、ママの助けが必要なので、あえてパートの仕事を選んだとのこと。
上のお子さんが、今運転の練習をしているそうで、ママは隣に乗って練習の付き合い。
あれ、大変なのは、私も自分の子どもたちで経験しているので、
「親子喧嘩が始まるのよねえ。」
「そうそう、心臓に良くないわ。」
「隣に座っていても、足は、エアブレーキを踏んで、足がつりそうになる。」
「ラクラシさんは、3回やったんですか。私は、もうあと2回しなくちゃいけないと思うと、気が遠くなる。」
等と、話が盛り上がった。
「アメリカ生まれですか?」
え?
(子供たちの事ね。)
と思ったので、
「そうです。」
と答えたら、
「あら、その割に、ラクラシさん、日本語がお上手ですね。」
あらん。
先日は男と思われて、今度は2世と思われた。
だんだん自分のアイデンテティーが分からなくなってきた。