毎年恒例のあるものをおねだりされた
毎年年末になると、餅つき機を取り出して、お餅を作るのが恒例になっている。
声をかけると、欲しい人は欲しいと言ってくれるし、
M子さんやYさんのように、自分でもっと上手に作れる人なんかは、
いらないとはっきり言ってくれるので楽だ。
欲しいと言って下さる人たちは、みなさん喜んで下さるので、
自分たちの分も含めて、かなりの量を作る。
先日外注先で、担当が違うので普段はあまり話す機会のないアケミさんが、
こっそり近づいて来て、耳元で、
「ラクラシさん、今年は?」
と囁く。
アケミさんとは、以前は共通の顧客がいたので、親しくしていて、
お餅を差し上げるようになって3-4年になる。
最近はあまり会う機会がないので、今年はどうかな、貰ってくれるかなと思っていたら、
むこうからおねだりしてくれた。
「餡子ときな粉はもう買ってあるんです。後はお餅だけ。」
ですって。可愛い。
使うのは、「Koda Farm」のもち米。
朝の内にもち米を5カップずつ2つ水に 浸けておいて、
夕方帰ってから毎日2回餅つき機を回す。
お餅を取り出し、バットで冷まし、切り分けてジップロックに入れて冷凍する。
この作業を毎晩2回繰り返すので、結構忙しい1週間になる。
でも、これがあると、
ああ、今年も無事終わるんだなあと、年末を感じることが出来る。