クリスマスが近いのを忘れていた
朝オフィスへ行ったら、通路の上がこんなんになってた。
いつもはそれぞれの部署ごとに飾り付けをして、
どこが一番か投票をしたり、
共通の部分はみんなでワイワイ言いながら飾り付けたりしていたが、
今年は何だか慌しくて、何もしないうちに終わりそうな気配だった。
この飾りつけは、オーナーが一人でやったらしい。
そしたら、皆して急にクリスマスが近いのを思い出したように、
「マキさん、あれはいつ来るの?」
と言い出した。
マキさんは、お子さんの学校の資金集めに、毎年クリスマスグッズ販売をしている。
私たちもそれに協力するために、毎年彼女からリースやツリーを買っている。
うちなんか、それが唯一クリスマスらしい買い物と言っていいくらいだ。
そう言えば、ずいぶん前にオーダーしたっけ。
すっかり忘れてた。
みんなもそうだったようで、この飾り付けを見て思い出したみたいだ。
マキさんのお子さんが卒業したら、それもなくなって、
益々イベントごとから遠ざかりそうだ。