いつの間にか長くなったLA暮らし

ロサンゼルス(LA)に住み始めて、いつの間にか40年以上が過ぎました。仕事と趣味を楽しみながら、忘備録としてつらつら書いています。

子離れの時期は人それぞれ

現場で空いたポジションがあったため、人を募集したところ、


応募してきた女性がいる。


お子さんの送り迎えがあるし、学校から呼び出しがあるかもしれないから、


長い時間は働けないという。それはそうね。


私も、子供たちが小さい間はパートだったから分かるわ。


ご主人がいる時なら、お子さんを頼んで自分が出ることが出来ると言う。


それもそうね。


小さいお子さんを一人で留守番させるのは法律違反だしね。




🧒 お子さん、まだ小さいんですね。小学生ですか?


👩‍🦰 いいえ。


🧒 中学生?


👩‍🦰 いいえ。


🧒 ???


👩‍🦰 高校生です。


🧒 あーそーですか。



なんでも、お子さんが段々成長して、自分といる時間が少なくなってきたのが寂しくて、


空の巣症候群にかかりそうな気がするので、仕事をしようと思ったそうだ。


もう既にかかっている気がしないでもない。


でも、自分でそう思って行動を起こしたのは良いことだと思う。と、上から目線。




そう言えば思い出したことがある。


友人たちが、お子さんが大学へ行くのに家を出た時は寂しくて泣いたという話を聞いたが、


うちの子供たちが大学へ行くのに家を出た時も、息子たちが結婚したときも、


寂しいという気持ちにはならなかった。


自立してくれたのが嬉しかった。



息子たちが結婚するとき、周りの友人たちが揃ってこう言った。



「ラクラシさん、きっと泣くわよ。息子を取られたって。」



ノンノンノン。



取られたなんて、ひとっかけらも思わなかった。


家族が増えて嬉しいと思った。実際、今大家族になった。


息子を愛してくれて、子供を産んで育ててくれて、


オットと私のことを、


「おとうさん、おかあさん」と呼んで大事にしてくれる嫁ちゃんたちに対して、


感謝と愛しい以外の気持ちがない。


そして、親よりも、妻を大切にする息子たちを誇りに思う。



子離れの時期って、人に寄るんだなあって思った。




その女性が採用になったかと言うと、


一応採用だけど、お休みする人の代わりの控え要員だ。


そういう人は、お子さんに用事があったりしたら、簡単に休んだり辞めたりする。


子離れにはもう少しかかるかも。

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