いつの間にか長くなったLA暮らし

ロサンゼルス(LA)に住み始めて、いつの間にか40年以上が過ぎました。仕事と趣味を楽しみながら、忘備録としてつらつら書いています。

娘です。



長男の妻は、日本から来た日本人だ。



とても優しくて美しい娘さんで、日本在住のご両親のことも、そして私たち義父母のことも大切にしてくれ、愛情豊かに育てられたんだろうと思わせる女性だ。



先日、ある行事で一緒になる機会があり、二人で話していると、偶然近くを通りかかった私の仕事関係の人に声をかけられた。



「彼女は、私の娘です。」



と紹介したのだが、後日、



「おかあさん、あの時、娘ですって言ってもらって、すごく嬉しかったです。」



と言われた。



???



「息子の妻です。でもなくて、義理の娘です。でもなく、娘ですって言ってもらって、
 本当に家族なんだって思いました。」



な、何て可愛いこと言ってくれるんだろう。





ちょっと不器用で、融通の利かない息子のことを愛してくれて、子供を産んで育ててくれ、私たちのことも大切にしてくれ、いつも、



「おとうさん、おかあさん」



と甘えてくれるこの娘さんのことを、本当に大切に思っているのはむしろ私たちの方なのに、こんな風に素直に喜びを伝えてくれたことに、こちらこそ感謝しかない。



誰も身内のいないこのアメリカで、夫と二人で始めた生活が、今では家族総勢13人になった。




これからも、この家族を大切にし、若い人たちに迷惑を掛けないように、謙虚に生きて行きたいと、心から思った出来事だった。



こちらこそ、いつもありがとね。

×

非ログインユーザーとして返信する