韓国ドラマを観ていると、母親役やアジュマ（おばさん）役に、同じ女優さんが何度も出演していて、他にできる人はいないのかと思わされることが良くある。

その人たちが出演するドラマは、大体面白い。それだけ名優という事だろう。

キム・ミギョンさん
国民の母と呼ばれるミギョンさん。彼女が出ないドラマはないくらい、本当に出演作の多い女優さんだ。母親役だけではなく、悪役や個性的な役まで、脇役とは言え、常に主役と絡む重要な役どころが多く、高い演技力で見る人を引き付ける存在だと思う。

イ・ジョンウンさん
この女優さんも、本当に出演作が多い。代表的出演作は、映画『パラサイト 半地下の家族』の家政婦役。日本映画では、「焼肉ドラゴン」の母親役を熱演したことでも知られている。その他にも、様々な役で活躍する名バイプレーヤーとして、韓国ドラマでは必要不可欠な存在だと思う。様々な役を、自然に、かつ印象深く演じている。

憧れの人は樹木希林だという。なーるほど。そういわれれば、雰囲気がなくもない。

キム・ソニョンさん
「愛の不時着」では、北朝鮮の奥様役を演じたソニョンさん。コミカルな演技が多いが、実はこんなにお美しい。優しいお母さん役から、クセのある近所のおばさん役まで幅広いキャラクターで存在感を光らせている。

次は何を観ようかと迷った時は、キャストを見て、この3名の誰かが出演するものを選べば、大体外れがない。一人でも十分存在感があるのに、共演することもあり、それらの作品は見逃せない。

主役の美女とイケメンだけでなく、脇を固めるバイプレイヤーの活躍も、韓国ドラマを楽しむに当たっての大きなポイントだと思う。