「水車小屋のネネ」津村記久子 / チキンのひき肉を作る
第59回 谷崎潤一郎賞受賞
「本の雑誌」が選ぶ2023年上半期ベスト 第1位!
「キノベス!2024」第3位!
2024年本屋大賞2位
毎日新聞夕刊に連載された小説で、聴取時間16時間と、とても長い。
18歳の時に、親に大学の入学金を使い込まれた姉が、
母親の愛人に虐待された8歳の妹を連れて水車のある街に移住し、
そこでいろいろな人たちに助けられながら成長し、
「自分は、周りの人たちの好意によってできている」
と実感しながら、自らもかつての自分たちのような人達を助ける立場となって行く様子を、
10年ごとに綴っていく。
その全ての場面に供にいるのが、ヨウムという、話をする鳥だ。
このヨウムが本当に賢く、話の中でも大きな存在となっている。
まさに、「親はなくても子は育つ」で、
40年間に渡る、姉妹とその周りの人たちの物語は、善意に溢れていて、
とても暖かい気持ちにさせられる。
新聞に連載されたということで、途中から読んでもわかるように、
登場人物の説明が、くどいほど繰り返されるのは仕方がないのだろう。
とても長いストーリーなのに、いつまでも聴いていたいと思わされた。
オーディブルを聴くのはウォーキングの時が主で、
夕食を作る時は、キッチンドリンカーのラクラシは、大好きなハイボールを飲みながら、
iPadでバラエティーを見ながら作ることが多い。
今夜は少し時間があったので、前からやってみたかった
チキンのひき肉を作ってみることにした。
これって、やり方合ってるのかなあ。
コストコで買って来るチキン、シニア家庭には量が多いので、
消費するのに時間がかかるけど、
これがアリなら、今後はかなり重宝すると思う。
なんか、うれしい