Netflixで観るトルコ映画「7番房の奇跡」
馴染みのないトルコ映画。
2013年に韓国で大ヒットした映画「7番房の奇跡」のリメイク版で、2019年、トルコで最も観られた映画と言われている。
Netflixには韓国版がなかったため、トルコ版を観てみることにした。
内容的には、韓国版とは結末がかなり違っているらしい。
受け取り方によって、知的障がい者を取り上げることに不快感を持つ人もいるかもしれないが、実際に起きた事件を元にしているということで、社会的弱者ゆえに犯罪者に仕立て上げられてしまった理不尽さは十分に伝わったと思う。そんな中でも純粋に生きる親子に、周りの人たちも変えられて行く。
判決が翻ることを恐れ、やっと見つかった目撃者を殺してしまうシーンには、
「そんなぁ…。」
と絶望的な気持ちにさせられたが、最後には親子を助けようとする囚人や看守たちの行動には救われる思いがした。
物語の筋には関係ないが、私がこの映画を観て一番気になったことがある。
主人公のメモが、娘が欲しがっていたカバンを買うために、りんご飴を作って売り歩くシーン。なんと、
「リンゴ、リンゴ、リンゴ。🍎」
と言っている。リンゴって、トルコ語?Google 先生に聞いてもわからなかった。