博物館網走刑務所 やっと会えたね(後)
厳しい境遇から逃げ出した囚人たちが多い中、特に知られている人物として
まず挙げられるのが、明治の脱獄王・五寸釘寅吉こと西村寅吉だ。
五寸釘を踏み抜きながら12キロを逃げ切ったことから
『五寸釘寅吉』と異名がついた西村寅吉。
看守に隠れて和紙とご飯粒で合い鍵を作ったり、
その並外れた身体能力と囚人仲間の協力により6度も脱獄したという。
「監獄歴史館」にはこの寅吉の話のビデオがあり、詳しく見ることができる。
そしてもう一人、今回私が会いたいと思っていた彼、
昭和の脱獄王・白鳥由栄(しらとりよしえ)。
「舎房及び中央見張所」
8角形の中央見張所から、放射状に広がる5つの棟が見渡せるつくりの、
四棟第24房が、彼のいた部屋だ。
2重ボルトで固く止められた網走監獄の鉄格子のネジに味噌汁をかけて塩分で腐食させ
破壊し、狭い視察孔から潜り抜けたそうだ。
ここから、関節を外して出た。
これは白鳥由栄(しらとりよしえ)の脱獄シーンを再現したもの。
天井のガラスを頭突きで割って外に出たという。
この話は映画にもなり、かつての名優、緒形拳さんが演じて幾つもの賞を取ったという。
これが見たかった。
やっと会えたね。💕
これは、博物館網走所とは別の場所にある、今現在使用している刑務所だ。
さすがに、今は刑期3年程度の、比較的軽い罪状の囚人たちが収監されているという。
お土産買った。ちーず刑期😆😆
ここは観光地だけあって、ホテルやレストランなどの人たちは皆さん標準語なのに、
お土産屋さんで対応してくださったちょっと年配のお姉さんの、
コテコテの北海道弁が新鮮だった。





