いつの間にか長くなったLA暮らし

ロサンゼルス(LA)に住み始めて、いつの間にか40年以上が過ぎました。仕事と趣味を楽しみながら、忘備録としてつらつら書いています。

高齢の親の介護について N代の場合


N代は、まだ日本のご両親がご健在で、二人で暮らしている。


N代は長女と言うこともあり、両親のことが心配で、年に2-3回は実家に帰っている。


お金もかかるし、行くたびに心配事が増えて大変そうだ。


例えば、大きなゴミなどが出せない。


お役所がらみの手続き等も自分たちではできない。


お母さんは食事を作っているのを忘れて火を消し忘れることがある。


前回帰った時は、古新聞に紛れて、5万円の補助金が出ると言うお知らせが出て来て、


よく見たら期限を過ぎていたそうだ。



などなど。


帰る度にN代が何とかしようと頑張るが、思うように進まなくて大変だそうだ。



施設に入るように言っても、頑としてうんと言わない。


それはそうだ。その年代の人アルアルだろう。


年を取ると、新しい環境になるのを極端に嫌がるものだ。


「お父さんと同じ施設なんて、死んでも嫌。」


って言うんだって。今一緒に居るのに。



それで、


「1年くらい仕事を休んで両親と同居して面倒を見ようと思うの。」


と言う。


でも、それですべてが解決するのだろうか。


実の親と言っても、一緒に暮らすのは大変だ。


どうしてもお互い甘えが出る。



それに、せっかくのキャリアを1年も休むのは勿体ない。


と、私たち周りの人間は止めるが、N代の決心はつかないようだ。


日本でも言われている介護離職だ。


N代に限らず、こちらに住む日本人の中には、


永住権を取るのが結構大変だったのに、親の介護のために帰国すると言う人が結構いる。



N代の人生、決めるのはN代自身だ。


後悔のない決断になる様願っている。

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