いつの間にか長くなったLA暮らし

ロサンゼルス(LA)に住み始めて、いつの間にか40年以上が過ぎました。仕事と趣味を楽しみながら、忘備録としてつらつら書いています。

W氏誕生日を迎える

画像はお借りしました


LAは、極端に言うと、一日でスキーとサーフィンの両方を楽しむことができる。


海へも山へも、近場だと1-3時間くらいで行けるからだ。


W氏は山形県出身で、海と山なら断然山派で、ご自身が主催する登山サークルの活動で


毎週あちこちの山へ登りに出かけ、夏には泊りがけで州内外の山の制覇を楽しんでいる。


以前は私も誘っていただいて、よく一緒に登りに行っていた。


そのうち仕事との両立が難しくなって、足が遠のいてしまったが、


W氏は相変わらず出かけているそうだ。


ただ、去年の夏目指したヨセミテの山は、


行けると思った山頂までは体力が持たず、途中で断念したのが残念だったと言う。


W氏が愛犬と目指したヨセミテの山。



そのW氏が今月お誕生日を迎えられたということで声をかけたら、


「74歳になっちゃったよ。」


「あら、この間70歳と言っていたのに、いつの間に4歳もいっぺんに年を重ねてしまった


の?」


なんて冗談を言っていたら、W氏、


「最近は衰えを感じるよ。」


あらら。弱気なことを。


70歳を超えてから、スキー場のリフト券が無料になったそうで、


冬にはスキーへ行くのを楽しみにしていたのに、最近は何だか面倒になって来たとか。



わかる。



この「面倒」と言う気持ち、すごくわかる。


でも、面倒と思っても、自分を奮い立たせて動かないとズルズルと楽な方を選んでしまう。



W氏、頑張ってほしいなあ。



人生の先輩のW氏が現役でいるのは、後に続く私たちの見本になっているのだから、


目指した山の頂上まで行けなくても良いじゃない。


途中までは行けたんだから。


スキーへ行くのが面倒になっても、


近場の山には相変わらず登っているんだから良いじゃない。


無理のないように好きな登山を楽しんで、無理のないように仕事を調整して、


いつまでも元気でいてほしい。


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