いつの間にか長くなったLA暮らし

ロサンゼルス(LA)に住み始めて、いつの間にか40年以上が過ぎました。仕事と趣味を楽しみながら、忘備録としてつらつら書いています。

海外在住日本人にとって、日本は帰る場所か

私の周りにいる友人たちのほとんどが、いつかは日本へ帰ると言っている。


実際、ホンダ夫妻はすでに本帰国をしたし、


30年以上の友人のN子はこの春に本帰国が決まっている。


時々一緒に飲みに行くH氏も、本帰国ではないが、しばらく日本へ行くと言っている。


最近韓ドラの沼にお誘いしたK氏は、すぐにではないが、ご両親が残した家があり、


住むところがあるので、いずれはそこへ帰るという。


他にも、


「年を取ったら日本が良い」


「いつか帰る」


と言う人がほとんどだ。


周りからどんどん人がいなくなる。



皆さん、日本は「帰る場所」と思っているんだなあと思った。



私?



どうかなあ。



今はまだ元気だから良いけど、


もっと年を取って来て介護のお世話になったらどうだろう。



年を取ると、後から覚えた言語は忘れて、第1言語のみに戻ってしまうそうだ。


施設に入るにしても、日本で、日本語で生活できる方が良いと皆さん考えるようだ。



そうなる前に、元気なうちに帰ってあちこち出掛けたりもしたい。


広いLAは、車がないと生活が一気に不便になる。


日本だと住む場所によっては車の必要がなく生活できる。


第一、どこへ行っても安全だ。


そう考えると、やはりいつかは帰ろうと思うのだろう。



今のところ私にとっての日本は、「行く所」であって、「帰る所」ではない。


この考えが、いつか変わる日が来るのかもしれない。


その時まで、送り出す側の人間でいようと思っている。

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