いつの間にか長くなったLA暮らし

ロサンゼルス(LA)に住み始めて、いつの間にか40年以上が過ぎました。仕事と趣味を楽しみながら、忘備録としてつらつら書いています。

今年もまたこの時期が来た


毎年暮れになると餅つき機を取り出す。



この餅つき機は友人のご主人の形見で、型も古く、


つき上がったお餅が中釜にくっついたりして、あまり使い心地が良くない。


でも、それでも新しいものにする気持ちが起きない。



毎年この時期に取り出し、故人を思い出すのが、


形見分けしてもらった自分の、せめてもの気持ちだと思っているからだ。



今年も


「お餅つくけど、貰ってくれる?」


と、何名かの友人に声を掛けたら、みなさん喜んで下さった。



嬉しい。



自分たちの分も含めて5カップ分を10袋。





オー結構な量。




毎年の事とは言え、微妙なコツをつかむのに2-3回の練習が必要だし、


朝家を出る前にお米を水に漬け、夕方帰ってから機械を2度回す。


広げて粗熱を取ってから切って袋に詰めて冷凍庫へ。


これを今年は1週間で10袋分作った。


結構な作業になる。でも、これがあると年末だなあと感じる。




キッチンでわさわさしているのを見てオットが、



「今年もまたこの時期が来たねえ。」



ですって。



普段私のすることに関心持った発言をすることがないのに、珍しい。


どうしたの?


と聞くと、


「1年のうちで、お餅を食べさせてもらえる時期がやっと来た。」


自分で買うほどではないけど、あれば嬉しいのだそうだ。


そういうことね。


まあ、それで年末を感じるのも良しとしよう。



切れ端は自分たちで引き受ける。


形成にも慣れて、やっと切れ端が出なくなったと思ったら修了。


切れ端も餅は餅

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