韓ドラ「未成年裁判」
キム・ヘスさん主役ということで、これは面白くないはずがないと思って観始めた。
少年犯罪に的を絞っているだけに内容には重みがあり、陰鬱ではあるけれどテンポが良く、
大変見ごたえのあるドラマだった。
出演者も豪華だ。
イ・ソンミンさんは、ミセンの時とは雰囲気が違うが、正義感溢れ、
人間味のある役をさせるとさすがと思わされる役者さんだ。
それに加え、少年少女たちも演技がうまいなあと思わされた。
キム・ヘスさん演じるウンソク判事が、一見冷たそうだが、実は少年たちの厚生を強く願っ
ているのが分かり、言葉の一つ一つが心にグッとくる。
タイプは違うが、同僚のチャ・テジュ判事もまた少年たちの更生に常に熱心だ。
この二人が中心となって全10話で6つの事件を扱って行く。
どの事件も胸にぐっと迫るものがあり、見ていて辛くなる。
罪を犯した少年たちを法で罰したとしても、被害者の心、時には命は救われない。
少年犯罪という重いテーマにもかかわらず、とても見易く、内容もすっと頭に入って来る。
深く考えさせられることが多く、メッセージ性の強いとても優れたドラマだと思う。
第1話で出た少年(演じているのは女性)が、最終話にまた出て終わるというパターンで、
シーズン2がありそうな終わり方も気になっている。