読後感「鹿の王 水底の橋」
図書館で借りた本
本編は読んでいなかったが、番外編ということで、
前作を読んでいなくても充分面白く読むことができた。
最初は、とにかく固有名詞と地名が難解で、
誰と誰がどんな関係なのか、いちいち前に戻って確認したりでなかなか進まず、
諦めかけたが、話の筋が分かれば良いと割り切って読み進めて行くうちに、
相関図がだんだん頭に入ってくるようになり、一気に読み終えた。
二つの相反する医術(東洋医学と西洋医学のような感じ)や政権争いの中にあっても、
人の命を救うことの大切さを第一とし、常に前を向いて
自分の進む道を見つけてそこに飛び込んで行くミラルという女性は、
とても勇敢で魅力的だ。
それに比べてホッサルの優柔不断さが気になったが、
その未熟さも彼の魅力なのかもしれない。
もしドラマになったら、どんな俳優さんが演じるだろうなんて思うと
ちょっとワクワクする。
機会があれば、本編も読んでみたいと思った。
韓ドラ以外の趣味もある