いつの間にか長くなったLA暮らし

ロサンゼルス(LA)に住み始めて、いつの間にか40年以上が過ぎました。仕事と趣味を楽しみながら、忘備録としてつらつら書いています。

韓国人オーナーの悩み② ざわつく女たち

韓国人オーナーのもう一つの大きな悩みというのが、


息子さん夫妻が、結婚式を挙げないという事だそうだ。


今はコロナのせいもあり、日本では式を挙げなかったのは仕方がない。



でも、オーナー自身は会社を経営しているし、


ご主人は、こちらでは結構な地位にいる人だ。


仕事関係の人たちに対しては勿論、


どちらもクリスチャンで、教会関係の人達への手前もある。



「簡単で良いから、式を挙げてちょうだい。」



と、涙で懇願、説得して、何とか承諾してもらった。



でも、息子さんの方はきちんとスーツを日本から持って来たのに、


彼女の方は、普段着以外、式用の洋服は持って来なかった。



それらしいものを買うように言って、


英語の分からない新婦のために日本人の牧師さんをお願いして、


教会で式を挙げる所まで何とか持って行ったそうだ。



「あー大変だった。」



そうでしょうね。



式を挙げる日、顔見せのためにオーナーが二人を会社に連れて来た。



「おめでとうございます。」
「まあ、何て可愛らしいお嫁さん!!」



口々に賛辞を述べる更年期のBBAたち。



3人が帰った後、ザワザワ、ヒソヒソ。ざわつく事ざわつく事。



「見た?」
「見たわよ。」





              

「ここLAではまず見ないわねえ。」

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