読後感「40歳、未婚出産」
Kindle Unlimitedを利用して、日本の書籍を楽しんでいる。
垣谷美雨さんの本は人気があり、読みたいと思っていたが、残念ながら、
Kindle Unlimitedで読めるものはこれ1冊のみだった。
ケチな私は、追加料金を払いたくないから、無料で読めるものしか読まない。
それ以外は、図書館で借りて読む。物を増やしたくないので、本は買わない。
と、前置きが長い。
この本、色々考えさせられることがあった。
ただ、マタハラや育児、戸籍制度の問題、外国籍の子どもの教育の問題と、
日本社会の抱える多くの問題を入れすぎてしまった感がある。
そして、主人公が、確固たる信念をもって未婚の母になることを選んだのかが
今一伝わってこなかったし、最後は主人公の都合の良い方向へ話が進んで行った。
こんなに都合良く行くかなあというのが私の感想だ。
会社や社会がシングルマザーに対して厳しいが、家族に助けを求めて協力してもらう
までは分かるが、最後は、元不倫相手が出て来て助けてくれたり、
元同級生の人の好さは現実的ではない。
サクッと読めたので、娯楽として楽しむ分には良いかもしれない。
日本のシングルママたちが、安心して出産、育児ができるようになればいいなと
思った。
ドラマみたいだ