いつの間にか長くなったLA暮らし

ロサンゼルス(LA)に住み始めて、いつの間にか40年以上が過ぎました。仕事と趣味を楽しみながら、忘備録としてつらつら書いています。

ナオミさんの話①

初めてナオミさんと会ったのは、もう30年以上前になる。


当時彼女はまだ学生さんで、仕事をしながら大学ヘ通う頑張り屋さんだった。


毎年夏には出身地の淡路島へ里帰りしていた。


彼女がお土産で持ってきてくれる淡路島の名産「いかなごのくぎ煮」は、


彼女のお母さんの手作りで、それはもう大人気だった。




そのナオミさんと、久し振りに会う機会があった。


今年も日本へ帰ったからと、急な再会だったのにもかかわらず、


お裾分けと言って、多分自分用だったのだろうに、


貴重な海苔とちりめんを持ってきてくれた。



そんなに気を使ってもらったのに、私ったら、あれよ。


そう。


手ぶらよ。


恥ずかしいったらありゃしない。




このナオミさん、生活力というか生命力というかがとても強く、


働きながら学校へ通い、結婚と出産を経て、


大学院まで行ってPHD(博士号)を取り、大学の教授になっちゃった人だ。


そして、そこへ行くまでに、乳がんの克服もした人だ。




手ぶらで行ってごめん

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