実家の両親の遺骨が入っていた納骨堂が破産② 札幌市
両親はどちらもきょうだいが多く、親戚が多いので、
その冠婚葬祭用に(最近は葬続きだけど)、姉にはまとまったお金を預けてある。
それを使ってもらうよう返事をした後しばらくしてから再度連絡が入った。
次の納骨堂が決まったとのこと。
やはり札幌市内だが、今までよりは遠くなるとのことだ。
そこでは、お骨を粉骨して本のような形の箱に入れて、
本棚のように並べられるそうだ。
兄は、粉骨されることに抵抗があったようだが、
落ち着き先が決まったことを良しとした方が良いと姉に説得され、
そのお寺にすることに決めたそうだ。
今までの仏具はお焚き上げしてもらい、
(持って行っちゃいけないの?と聞こうとしたが、不謹慎だし、多分日本ではそうするのが
普通なのだろうと言葉を飲み込んだ。)
新しい納骨堂での開眼供養とか色々含めてかかる金額を3人で負担することになった。
お寺が破産なんて聞いたことがない。
兄は気持ちを切り替えて、さっさと次に行動を移したが、
そうはできない人も多くいることだろう。
後のニュースで、
「金は返さないけど骨は返す。」
と言われたと、怒りを表す遺族の言葉が流れていた。
ニュースになるような事件に、自分の身内が関わることがあるとは想像していなかった。
全ての遺骨が引き取られ、
遺族の方々が納得するような形で解決してくれるように願って止まない。
今度こそゆっくり眠れますように