Netflixで観る韓ドラ 「マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜」
左遷されビルの強度を調べる日々を過ごしていたドンフンは、部下からも慕われている。
ある時、誰とも会話せず仕事をこなしているジアンが会社のコーヒースティックを持ち帰っているのを目にしたドンフンは、彼女が気になる存在になる。
ジアンは、母親が残した借金と年老いた祖母の世話でお金の余裕は全くないし、人には言えない過去があった。
ジアンを演じるのは、日本でも人気の高いIUちゃん。
たった一人の身内の祖母の面倒を見ている。「月が見たい」を言う祖母を、ショッピングカートに乗せて見に連れて行くシーンは、涙を誘う。
帰り道、祖母を背負ってくれたドンフンが、ポツリと一言、
「いい子だな。」
とつぶやく。孤独に耐えて生きてきたジアンの心に明かりが灯る。
誰もが苦しさを胸に秘めて生きている中で、人と人とが関わり合い、支え合って生きている。根底には、人の優しさ、温かさが流れていて、心にしみる作品だったと思う。
特に、ジオンの祖母の葬儀のシーンは圧巻だった。