オーナーの誕生日祝い サプライズ持ち寄り朝食で思い出した事
いつもは、毎月誕生日の人を祝う持ち寄りランチをするのだが、
オーナーの誕生日を従業員のそれと一緒にするわけにも行かないと、
マネージャーの発案で、サプライズブレックファーストをすることになった。
その日は朝からオーナーが出社することを何気なく確認し、
皆で朝食を持ち寄った。
表のドアから物を持って入ってくると気付かれるので、
マネージャーから、
「明日の朝は裏のドアを開けておくから、みんな裏から入って
食べ物を先にランチテーブルに置いといてね。」
とのお達し。
翌日の朝、ゾロゾロと裏口からこっそり入る女たち。余計怪しい。
ベーグル、ドーナツ、ソーセージリンク、フルーツと、典型的なアメリカンブレックファースト。
ケーキは、オーナーが自分で買って来ていた。
皆の心遣いを、とても喜んでくれた。
よかった。
ベーグルで思い出したんだけど、
私が初めてアメリカに来た40年以上前、
クリームチーズとジャムを塗ったべーグルを初めて食べた時、
「アメリカにはこんなに美味しいものがあるんだ!」
と、衝撃の美味しさだった。
今では、ハンバーガーもピザも、日本で食べる方が断然おいしい。
それだけ日本人は舌が肥えていて、自分たちの口に合うよう改良してきたのだろう。
ベーグルは日本では食べたことがないけど、きっとこちらで食べるより美味しいんだろうな。
あれから40年...。