恋愛ものより、心に響くような、ヒューマンドラマが好きだ。　この「刑務所のルールブック」は、メジャーデビューが決まっている野球選手のキム・ジェヒョクが、妹を守るために事件を起こしてしまい、犯罪者となってしまうところから始まる。

正当防衛で、すぐに出られると思っていたけれど事態は悪化し、しばらく刑務所で暮らす事になってしまう。

そこでは今ままでの地位も関係なく、名前すら呼ばれない世界。最初は戸惑いながらも人徳で周囲の協力を得て次第に環境に適応していく。

出演者は、一応犯罪者と呼ばれる人物たちだが、皆それぞれ事情を抱えていて、なぜか憎めない。

「良くおごってくれる綺麗なお姉さん」で、国民的弟キャラと言われている　チョン・ヘイン君も、傷害致死冤罪で服役となり、同じ房に入ってくる。

初めは部屋の囚人たちと全く馴染めずにいたが、徐々に心を通わせることで前向きになり、無罪を証明しようと健闘する。

もう一人注目したいのが、やはり同じ房に入っている、ハニャン 役のイ・ギョヒョン君。
ニックネームがへロリンといって、薬物中毒者の役。薬物中毒から立ち直ることの難しさを、ストーリーの中で一貫してメッセージとして送り続けている。

「もう薬はやらない。」

と、きっぱり言い切った彼を、視聴者は、頑張れ頑張れと応援する。そして最後にあっさり裏切られる。何ともやりきれない思いをさせられるのは、彼の演技力のすごさだと思う。

このギョヒョン君とヘイン君との絡みが何とも可愛くて、心をくすぐられる、見どころの一つだと思う。
　　　
　　　　　

            

ギョヒョン君も色々な作品に出演しているが、ここで見たのが最初だったため、他の作品に出ていても、つい

「あら、へロリン君。」

と呼んでしまう。

次は、へロリン君（失礼）の別の顔を紹介したい。