「25,21」で思うスポーツマンシップ
「25,21」
観終わった。
感想はというと、とても良かった。
様々な事情を抱えた若者たちが、時代に翻弄されながら、それでもすごくひたむきに、真っすぐに立ち向かって行く姿に、ぐいぐい引きつけられた。セリフも良かったし、映像もきれい。
観た人は分かると思うけど、公衆電話の場面にはぐっと来た。
お互いを大切に思うからこその選択は、ある意味ハッピーエンドと言えるかもしれないと思う。
4歳差のカップルという設定で、ナム・ジュヒョク君より4歳年下の役を演じたキム・テリちゃんが、実はジュヒョク君より4歳年上だそうだ。
すごいね。現在32歳で、18歳の高校生役を演じる。大人になるにつれ、ヘアやメイクだけではなく、表情も、どんどん大人っぽく綺麗になって行くところも、上手だなあと思う。
彼女、ミスターサンシャインでは全く違うタイプの女性を演じている。あのドラマも良かったなあ。
ナム・ジュヒョク君は、スタートアップでファンになった。
息子に勧めたら、
「面白かったよ。」
との感想。
「ナム・ジュヒョク君、カッコいいよね。」
との母の言葉に、
「スジちゃんしか見てなかった。」
by 息子
おう、そう来るか。
確かに可愛いけどさ。私はジュヒョク君しか見てなかったから、お互い様か。
ところで、このドラマの中で、フェンシングの試合で、ポイントを取るたびに叫び声をあげて全身でガッツポーズをするところを見ていて思い出したことがある。
日本の武道では、たとえ勝っても、相手に対する敬意を示す意味で、あからさまに喜んでいる姿は見せないという。
大相撲中継を見ていて、いつもこれを思い出す。
若い力士たちが、勝ってインタビューを受けている間、本当は嬉しくて笑顔になりそうなのを必死で我慢しているように見えて、ちょっとでも笑ったら、後で親方から、
「ヘラヘラするな!!」
と怒られるのかなあと、何だか気の毒に思えて仕方ない。
脱線失礼!