ブラックジョークか自虐ネタか
支払いはほとんどがオンラインの時代に逆行するかのように、
ラクラシ課は、未だにパーソナルチェックしか受け付けていない。
最近は、銀行を通して、銀行から紙のチェックを送って来れるようになってきたので、
クライアントも、だんだんとその流れになって来てはいる。
ただ、年配のクライアントの中には、その手順が難しいらしく、
律儀に小切手を切って、切手を貼って送ってくださる。
ありがたい。
クライアントの一人であるR氏は、今回の火事の被害に遭われた方だ。
家が焼けてしまい、現在は、郊外にあるセカンドハウスにお住まいだ。
ご家族は全員無事だったとのこと。
そんな大変な時だというのに、支払いをして下さった。
ありがとうございます。
ところが、請求書が一個飛んでいる。
「大変申し訳ありませんが、前回の分が未払いのようですので、
ご確認下さいますか。」
と、丁重にお願いした。
「オーヤ? そうかい? 請求書は家に置いてきたんだ。家と一緒に焼けちゃったんだね。
新しいの送ってくれる?」
何とも豪快だ。
間違って捨てちゃったみたいに、軽く言う。
本人は、ブラックジョークのつもりなのか、自虐ネタなのかわからないが、
さすが、若い頃から苦労して一代を築いた成功者だ。
言うことが違う。
失ったものを嘆くのではなく、常に前を向く姿勢がすごいと思う。
人生の先輩として見習いたい。
大変良い勉強をさせて頂いた。