いつの間にか長くなったLA暮らし

ロサンゼルス(LA)に住み始めて、いつの間にか40年以上が過ぎました。仕事と趣味を楽しみながら、忘備録としてつらつら書いています。

3週間ぶりのジム / 読書2冊「女友達」「明日の食卓」



腰を痛めて休んでいた運動を再開した。


でも、腰に負担のかかりそうなのは軽くパスして、自分のペースで。


やっぱり気持ちがいい。


これからは、あまりハードなスケジュールはやめて、


無理のないようにしようと思っている。


週2-3、計4-5時間の筋トレとズンバで、


少しずつ体が動くようになって来たかなと思ってきていた所だったので、


残念だが、ここで無理して運動が出来なくなっては困る。


続けることを優先しよう。


と思って、今日は1セッションだけで帰ってきたら、


コンドのエレベーターで会ったアメリカ人女性、なんか見覚えがある。


あら、さっきクラスで一緒だった人だ。


あーら、同じクラス取ってたのね。


世間は狭いと感じた。




それにしても、3週間休んだだけなのに、1セッションしかやっていないのに、どっと疲れた。


体力って、あっという間に落ちるのを実感した。


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29歳独身、一人暮らしで特定の恋人は無し。満たされぬ毎日を送っていた千鶴は、ふとしたきっかけから隣人・亮子と知り合った。同い年だが自分よりも容姿も収入も劣っている亮子との友情に、屈折した安らぎを見出す千鶴。ファッションや持ち物の比較、相手の幸せへの嫉妬、虚栄心を満たすための小さな嘘――女友達の間にはありがちな些細な出来事が積み重なった時、ふたりの間に生まれた惨劇とは? 女性心理の奥底を緻密に描く、長編サスペンス・ホラー。



一応、主役は千鶴なのだが、私は彼女には共感が出来ない。


なぜって、知り合いになった女性、亮子のことを、常に下に見ている。


気が合ったので、食事に誘い、自分が知らない間に相手が会計を済ませていたことに腹を立てる。


自分よりも明らかに収入の少ないはずの相手に払わせたことに、


申し訳なく思うのではなく、自分の顔ををつぶされたと感じる所。


久し振りに会った亮子が、あか抜けて綺麗になっていたことに嫉妬する所。


分かれたはずの元カレを、亮子に取られそうになって、慌ててよりを戻そうとする所。


それがこの小説のテーマなのだろうから、まんまと作者の思うつぼにはまったラクラシ。


こんなの、友達じゃない。


結末に至るまでの過程は、ちょっとグロすぎるが、それを抜いたとしても、



何とも後味の悪い読後感だ。







息子を殺したのは、私ですか?

同じ名前の男の子を育てる3人の母親たち。
愛する我が子に手をあげたのは誰か――。

静岡在住・専業主婦の石橋あすみ36歳、夫・太一は東京に勤務するサラリーマン、息子・優8歳。
神奈川在住・フリーライターの石橋留美子43歳、夫・豊はフリーカメラマン、息子・悠宇8歳。
大阪在住・シングルマザーの石橋加奈30歳、離婚してアルバイトを掛け持ちする毎日、息子・勇8歳。

それぞれが息子のユウを育てながら忙しい日々を送っていた。辛いことも多いけど、幸せな家庭のはずだった。しかし、些細なことがきっかけで徐々にその生活が崩れていく。無意識に子どもに向いてしまう苛立ちと怒り。果たして3つの石橋家の行き着く果ては……。
どこにでもある家庭の光と闇を描いた、衝撃の物語。




母親が、ユウという少年を虐待する所から物語が始まる。


その後、同姓同名のユウという少年が3人登場する。


読みながら、最初に出てきたユウは、どの子なんだろうと思う。


3人の母親の気持ちが、自分の育児時代に重なって見える。



子供を育てている間って、生活にも追われていて、


塾や学校の送り迎え、家のこと、仕事のこと、もうもう手いっぱいで、


ついつい子供たちには言ってはいけない言葉


「早くしなさい!」


を連発する。


いつも何かに追いかけられていている様だった。


苛立ちが、どうしても弱い立場の存在、子供に向いてしまう。


ユウに当たってしまった母親と自分は、もしかしたら、紙一重なのかもしれないと思わされる。



今になって思うと、育児の期間って、そんなに長くないのに。




あの時怒って悪かったなあとか、色々思い出して、辛くなってしまった。

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