読書 : 「六人の嘘つきな大学生」
【主題歌解禁】映画『六人の噓つきな大学生』予告<11月22日公開>
今人気の、若い実力俳優さんたちが演じて映画になった作品だ。
急成長中のIT企業「スピラリンクス」の新卒採用最終選考を舞台に、六人の大学生が繰り広げる心理戦と裏切りが絡み合うミステリー小説。
ミステリーと言っても、殺人が起きるというようなものではなく、
密室での心理戦がメインになる。
就活中の六人の学生たちが1ヶ月間でチームを組み、グループディスカッションを行う。
しかし、選考当日に課題内容が突然変更され、「六人の中からたった一人の内定者を選ぶ」という形式になってしまう。
部屋の中に六通の封筒が置かれ、それぞれには「〇〇は人殺し」という告発文が入っていたことで、学生たちは互いに疑心暗鬼となり、真相を探るために議論を続けることになる。
彼らの表向きの姿と隠された一面が暴かれ、裏切りや欺瞞が交錯する中で、最終的に誰が内定を勝ち取るのかが焦点となる。
物語のクライマックスでは、彼らの嘘と真実が交錯し、予想外の結末を迎えることになる。
巧妙に張り巡らされた伏線が多数存在するが、これらの伏線が物語の最後で一気に回収されるのは、読んでいて気持ちがいい。
読み始めたら、続きが気になって仕方がない。
果たして彼らは全員がクズなのか。