物が捨てられない夫と、物に執着がない妻との妥協点
うちのベッドルームには、古い古い置時計がある。
これは、いつだったか思い出せないくらい昔、オットがどこかから買ってきたものだ。
今は、お互い携帯の目覚ましを使っているが、
昔は、この時計を目覚ましに使っていた。
目覚まし機能は使わなくなっても、時計は普通に動いているので、
なんとなく使い続けていた。
なぜかと言うと、
オットは、物が捨てられない人なので、これを捨てるとは言い出せなかったから。
ただ、どんなに古いものでも、オットが自分の部屋で使うなら文句はない。
でも、これは、ベッドルームに置いてある。
私は物に執着がないので、この古い時計が、イヤでイヤで仕方がなかった。
いつ言い出そう、と思いながら言い出せずにいた。
それが、先日、夫の買い物に私のアマゾンのアカウントを使うことがあり、
どさくさに紛れて、時計も買い替えない?と言ってみた。
そしたら、
なぜ今まで言わなかったのか、不思議に思っていたという。
あら、そーだったの?
こっちは、捨てられるのが嫌だと思って気を使って黙ってたのに、
お互い気を使っていたのね。
まあね、
捨てろ捨てろと言われると、意地になっても捨てなかったりするから、
オットの部屋に鎮座している、100年前のものじゃないの?と思うような、
何だかわけのわからないものに関しては、見て見ぬふりをしているラクラシだ。
ということで、ベッドルームの壁に、新しい壁時計が付きました。
今は、コンセントではなくて、USB対応なのね。
家にある変換プラグが足りなくなりそうだわ。