いつの間にか長くなったLA暮らし

ロサンゼルス(LA)に住み始めて、いつの間にか40年以上が過ぎました。仕事と趣味を楽しみながら、忘備録としてつらつら書いています。

夫の決断(1)


1年に一度の航空ショーを、せっかく楽しみにしていたのに、


濃霧のため、ショーは見ることが出来ずに帰路に付いたシニア夫婦。


帰りに寄った居酒屋さんで、オットが意外なことを話し始めた。


オットは、長く働いていた会社を、


私が65歳でメディケアを受けるようになるのを待って退職した。


その後は、家の近くで、バイト程度の責任のない仕事を探して、


機嫌よく通っている。。。と思っていた。


友人たちの中には、


「ラクラシさん、いつまでオットさんを働かせるの。」


と言う人もいるが、別に私が鬼嫁で、


と言って働かせているわけではない。


特別な趣味があるわけでもなく、一日中家に居て、誰とも話さず、テレビを観るだけで、


そのうち寝てしまうような生活では、生産性がないし、第一不健康だ。


有り難いことに健康だし、時間もたっぷりある。


なら、社会参加をした方が良いということで、


無理のない程度に働くことを選んだのは、夫の意思だ。


そのオットが、


「実は、先日覗いたお店で、偶然昔の仕事関係の人に会ったんだよ。」


と言う。


「今やっているビジネスが忙しくて、内容をよく分かっている人に来てもらえると助かる。
オットさん、お願い出来ないか。」


と頼まれたのだそうだ。


オ「本社の人との面接があるんだ。」


ラ「いつですの?」


オ「明日。」


ラ「。。。」


オ「どっちみち、3月の日本旅行が終わったら、他の仕事を探そうと思っていた。」


ラ「おや、初耳です。」



元々管理職だったのが、退職して、いくら責任のない仕事と言っても、


学生さんのバイトみたいな仕事は、さすがに物足りなく思っていたらしい。



いいんじゃないですか。


もう、生活の事とか考える必要もないんだし、好きなことをしてもらって良いです。


ということで、面接の結果は…。後日。



꙳✧˖°⌖꙳✧˖°⌖꙳✧˖°⌖꙳✧˖°⌖꙳✧˖°⌖꙳✧˖°⌖꙳✧˖°



家に帰ったら、航空ショーからメールが入ってきた。


「悪天候のため、大変ご迷惑をおかけしました。
 シートの購入をされた方には、2025年度の航空ショーの
 金曜日のチケットを無料にさせて頂きます。」



金曜日じゃ駄目よ。


時給で働く、しがない事務員のラクラシは、仕事休んで行ったら赤字になるじゃないの。


まあ、くれるものは貰っておくけど、


今回行ったことで勝手がわかったので、


来年こそは、素晴らしいショーが見られますようにと願うラクラシであります。


        来年???

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