ドレスシューズは諦めた ~ 父は最後まで革靴だった
若い頃は、ヒールが当たり前だったのが、年齢を重ねるにつれて
ヒールの高さが少しずつ低くなり、
ヒールの地面に付く部分の面積も、少しずつ広くなり…。
最近では、コンフォートシューズやフラットシューズを履くようになってきた。
お勤めしていて人に会う機会が多いので、頑張ってドレスシューズを履いていたのだが、
出勤前にウォーキングをして、履き替えるのを忘れて一日スニーカーで過ごしたら、
なんか、楽。
もう、ドレスシューズはいいかな。
と、
最近思い始めている。
父は、96歳で亡くなったのだけど、最後まで革靴だったなあと思い出した。
アメリカには、若い頃何度か来たことがあり、その時は、歩きやすいようにと、
スニーカーを買って履いていたが、それは、あくまでも「アメリカ用」だったらしい。
施設に入ってからも、お出かけするときは、
必ず襟の付いたシャツにジャケットと替えズボンに着替え、帽子をかぶり、革靴を履いた。
思えば、ダンディーだった。
仕事に出かけるのに、朝、スニーカーを履くたびに、
ちょっぴりの罪悪感を持ってしまう今日この頃だ。
ふっ、それほどでも。