DVではありません②
年を取ると、転ぶ時って、顔から落ちるのね。
がっつり顔を打ち、メガネが壊れた。
その日は替えの眼鏡で一日過ごし、周りの人たちにも気付かれずに済んだ。
次の日になると痣が濃くなり、ちょっとやばい状態。
でも、美容室の予約がある。
キャンセルするわけにも行かないので、そのまま出かけた。
髪をお願いする間はメガネは外さなくてはいけない。
行きつけの美容室は韓国人経営のお店。スタッフさんもお客さんも韓国人が多い。私の顔を見た途端、スタッフさんが大きな声で、
「オモ、オモ。これは大変。」
何て言うものだから、わらわら人が寄って来て、あらぬ詮索が始まった。