息子一家が日本へ発ってすぐに、姉の家からの写真を送ってきた。

あら、先に札幌へ行ったのね。

エイミちゃんは、本当に良くできた義理娘で、

息子と結婚してから、私の両親がまだ存命だった頃からずっと、

日本へ行った時は、毎年のように実家に寄ってくれていた。

父が、それは喜んで、息子夫婦（父にとっては孫夫婦）が来るたびに、

「エイミ、エイミ。」

と可愛がっていて、母や姉に、お邪魔虫だと言われてもひるまずに、

二人の行く所へはどこへでも一緒に行きたがった。

父なりに、札幌を案内したかったのかもしれない。

帰る時は、必ず千歳空港まで送りに行っていた。

マゴニ君は、たまにしか会えないのに、

赤ちゃんの頃からなぜか母（マゴニ君にとってはひいおばあちゃん）に懐いて、

母が寝ている部屋へ行っては、ずっと一緒に過ごしていた。

両親が亡くなってからも、息子夫婦からすれば叔母に当たる私の姉の所へ、

それもわざわざ北海道まで、こうして寄ってくれるのが、とても嬉しい。

この後だ。

日本の猛暑のニュースが入って行きたのは。

今頃どこにいるのか、その後連絡が来ていないから分からないけど、

日本の夏を満喫しているかしらん。

暑さに参っていないかな。

と、自分は、からっとしたLAの、過ごしやすい気候の中で、

のうのうと暮らしながら、無責任に思っている。

いやなヤツでしょ。

　　どこ吹く風